泥棒と防犯対策を考える

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防犯対策について

店舗の手口と被害


■店舗での犯罪

店舗で侵入、窃盗は認知件数としては8.7%となっていて一般家庭の60.1%に比べたら
少なく思えるかもしれませんが、店舗には現金も多く保管されていたり、商品も多く、
その被害はかなり高額になってきます。

店舗には一般家庭を狙う場合とは違う理由があります。

・営業時間外や定休日には無人の状態になる。

・無人の状態であることが概観から容易に判断できる。

・大金が置いていない場合でも、つり銭などが残されていることもあります。
また、その日の売り上げ金額が高額の店舗は保管してある金額が高額な場合もあります。
(ゴールデンウィークや年末年始)

・営業時間中に客に紛れて下見が行える。監視カメラの位置、角度、警備の状況、
レジの場所や高額商品の設置場所、従業員の人数、勤務の状況などが下見できます。

・深夜まで営業している店舗は特に被害が多いです。
従業員やスタッフが少ない時間帯や、従業員が退出の時を狙った強盗が多いです。

・高額な商品を狙って中古市場に売り出したりやインターネットオークションに出品できる。

・アルバイトから、その店舗の警備の状況や現金を多く扱っている日などの情報が漏れる。

■侵入場所と手口

店舗への侵入手口はガラス破りが一番多くて全体の40.9%となっています。
その内訳を見てみると、窓からのガラス破りが一番多くて、
表の出入り口のガラス破りが次点となっています。
無施錠からの侵入が一割以上もあることに驚きます。
どんな理由で施錠をしないのかはわかりませんが、どんな場合であってもいつでも
施錠をしなければなりません。防犯の基本です。

平成19年度上半期 商店における侵入手口

ガラス破り 40.9%
その他破壊 16.9%
無施錠 14.0%
その他、不明 10.6%
施錠開けピッキング・サムターン回し 7.7%
錠破り 6.1%
戸外し 2.1%
開けっ放し 1.7%

同時期 商店の場合の侵入口

表出入り口 35.1%
その他出入り口 30.8%
窓 25.6%
その他、不明 6.8%
非常口 1.7%

■宝石、貴金属取扱店、質屋、高級ブランドのリサイクルショップの被害

店舗の中でも、特に狙われやすい理由と犯罪の傾向、防犯の対策を見てみましょう。
宝石や貴金属店には外国人窃盗団の被害が多く発生しています。
壁に穴を開けて侵入したり、店舗に車ごと突っ込んで金品を奪っていくなどの
荒っぽい大胆な手口を使ってきます。

・大阪の宝石店に車で突っ込んで、宝石類200点が盗まれる。
シャッター、ガラス戸を車で突っ込んで破壊して侵入。陳列ケースも破壊して、
そこから指輪やネックレスなどを盗みました。被害額は400万円相当になりました。

・開店したばかりのリサイクルショップが狙われた。
深夜にハンマーのような物で正面入り口の強化ガラスを破壊して侵入。
商品の陳列ケース、棚が破壊されて、ものの数分で高級ブランド商品など
合計しておよそ20点、被害額は400万円相当が盗まれました。
警報の感知器も作動して9分後に警備の従業員が駆けつけましたが
すでに逃走したようです。

・貴金属店に車で突っ込み計2億円を盗む
貴金属店シャッターを車で突っ込み破壊、バールでガラスを破壊する大胆な手口で
窃盗を繰り返していた11人の窃盗団が逮捕されました。
およそ650件、2億5000万円に近い被害を確認したそうです。

・百貨店の特設会場で高級腕時計が窃盗される。
クリスマス企画として特設会場が設けられ、ロレックスの腕時計がおよそ160点が
ガラス製のショーケースに並んでいました。
従業員は4人で担当していましたが、30分ほど二人の従業員が生産や包装で
売り場を離れ、残った二人が接客中に盗まれてしまいました。

■ファストフードやファミリーレストランの被害

・深夜まで営業している店が多く、その従業員の帰るのを待ち伏せされて強盗される。

・営業時間が終わった後の人のいないときの金庫破り。

・駐車場に停めてある車を狙った車上荒らし。

・店舗の裏にある換気扇を外して侵入する。

・元従業員の侵入されたり、従業員の荷物を狙われたりする。

・店舗に侵入されて、現金が無かったとして店舗の備品を破壊したり、
商品に異物を混入したりされる。

・チェーン店舗などは間取りが同じような造りの為侵入がしやすい。

■スーパーマーケットやディスカウントショップの大型店舗の被害

・事務所にある金庫を丸ごと奪われる金庫強盗が日本全国で広まっています。
どんな重さや大きさでも複数の犯人達によって数分で持ち出されてしまいます。
特に休日開けの深夜には注意です。

・どこからか盗んだ建築用の重機を使ってATMごと盗まれる。

・万引きの被害がとても多いです。

・布団や洋服売り場やトイレで放火被害もありました。

・食料品や布団などの商品に異物混入の被害。

・駐車場での車上荒らし、車へのいたずら、幼児の誘拐があります