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防犯対策について
事務所の手口と被害
事務所での防犯はどう考えていくかですが、一般的によく耳にするのは現金などの
金目のモノなどは置かないようにするというのがあります。
このことだけでは十分な防犯とはいえません。事務所を管理している立場である
経営者などの皆さんには今一度、防犯について考えてもらいたいと思います。
建物への侵入、窃盗の発生場所として全体の14.1%は
事務所で起こっているという数字も出ています。
昔から事務所荒らしという言葉があるように、
事務所を狙った窃盗が頻繁に起こっています。
■事務所はなぜ狙われる?
事務所には多額の現金や金品などが無いというイメージがありますが、
どうして事務所が狙われるのでしょうか?
・テナントビルに事務所がある場合は、その出入りが割と自由なため、
堂々と侵入することができる。
・テナントビルに侵入できたら、複数の事務所を狙えて効率がいい。
・ビジネス通りなどは夜には無人になっているため、破壊したときなどの
大きな音が立ってもあまり不審に思われることが無い。
・ビジネス通りなどは日曜、祝日は人の通りも少ないため、
誰かに発見される心配が少ない。
・事務所内の業務が終わると、夜になると
中に残っている人もいないので見つかりにくい。
・多額の大金狙いでなくても、パソコン機器などを奪って中古の市場や
ネットオークションで現金を稼ぐことができる。
・事務所で扱っている個人情報などのデータを狙って侵入することもある。
・現金以外にも、預金通帳、カード、手形や小切手、
株券、商品券などといった有価証券も狙える。
・外部に漏らしていけないような機密情報などを狙う場合もある。
・従業員が退職した後にカギを返却、交換していない。
などの理由があげられます。
■盗まれたものたち
実際に盗まれるものの上位3つは、現金、金庫、OA機器となっています。
金庫などを狙う場合には複数の人で行うことが多く、
台車などを使って金庫ごと盗んでいきます。
最近では、かなり重い金庫でもそのまま奪っていく金庫盗難も多くなっています。
事務所の盗難の被害額は数千万円を超えることもあります。現金以外にも
保管してある手形や株券、商品券などの有価証券、契約書や権利書なども
奪っていきます。
また、パソコン類の盗難、それ単体だけの被害だけではなく、
保存されている個人情報の漏洩という被害もあります。
最近ではウイルスに感染してインターネット上に企業の保有している
顧客の個人情報なども漏洩していて、新聞やテレビのニュースなどでも大々的に
取り上げられています。盗難によって個人情報が漏洩して、賠償問題に発展するケース
もありますので注意しなければなりません。
また、会社の経理、売り上げのデータや見積書や提案書などの営業活動に必要な情報、
データも失うことになり、金額的な被害と含めてもとても大きなものになります。
最近では顧客のデータを奪ってその企業を恐喝するという被害も多くなっているようです。
それ以外には、内部の犯行の場合もあります。現役の従業員や元従業員が事務所に
侵入してデータを盗むという犯罪もあります。
■侵入手口
出入り口や窓を狙って、ガラス破り、錠破りの手口で侵入されることが多いです。
実際の被害としては、
・特殊な器具であるピッキングやバールを使用して侵入して、そのまま金庫を奪っていくか、
バールでこじ開けて金品を奪っていきます。ピッキングは被害が目立ちにくいため、
発見を遅らせることができるので、侵入するドアが目立つ場合などに
使われることが多いです。
・深夜の午前0時を過ぎてから未明にかけての犯行が多くて、
ものの数分ほどで犯行を終了させます。この場合は入念に下見をしていて、
事務所の部屋の間取り、明かりなどのスイッチの位置まで
チェックされていた可能性があります。
・深夜に事務所に侵入して、海外に朝まで電話をかけたり、インターネットを利用されて、
後日電話の請求がきて被害を知ったという事もあります。
・自分が勤務する会社のパソコンから顧客のデータを盗み出し、
医療機器輸入販売会社を恐喝。
・リストラされた仕返しに、勤務していた事務所に侵入して
データを消去したり、備品を破壊、放火する。
などの被害があります。
事務所の防犯対策を考えるにあたっては、自社ビル、テナントビルの一室、
マンションの部屋、自宅との兼用、病院や学校の一部といった事務所の形態を
考慮することが必要になってきます。
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